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幸せになれる恋
第32章 幸せになれる恋
「じゃぁ、行ってくる。」
「うん。行ってらっしゃい。
帰ってきたら空港の近くまで迎えに来るから
連絡はスグにしてね。」
桜は聖を搭乗口まで見送り
中に入っていく聖を見てから
振り返り数日の間二人で過ごせないから
寂しくならないようにラッキーと
ある場所へ向かった。
それはどうしても車で行かないといけなくて
母に乗せてきてもらったのだ。
『桜ちゃん気を使ってない?!
聖がいなくても家族なんだから。』
母はどうやら聖がいないから気を使ってと
思ったみたいだがそうではない。
最近会っていなかった緑と会いたかったのだ。
「大丈夫です。
そういう感じで姉のところへ行くんじゃないですよ?
本当に久しぶりだから会いたくて
予定もあったのでこの日にしたんです。」
ならいいけど…と母はすごく寂しそうだった。
「姉のところへ一泊するとそちらに戻りますから。」
桜は緑にも小さな子供が居るから
長居はしずらいと1泊だけにしたのだ。