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幸せになれる恋
第4章 気持ち
「無理」
「お、願いし、ます。離して」
「桜、話したいことあるんだよ。
聞いてくれねぇかな。」
「迷惑かけたことは謝ります。
すみません。
でも、これ以上私に関わるのは
聖さんにとってよくないし
私も辛いんです、、、。」
「お願いだから聞いてくれねぇか?」
「......」
「桜。まず最初から言ってるけど
お前は悪くないよ。悪いのはあのオヤジ。
だから桜は悪くないし謝る必要もない。
謝るのは俺なんだよ…
電車に乗りたがらなかったお前を
無理矢理手を握って乗せたから
あんなことになった。
辛い思いさせた上に電車の中で
あぁやって言ってしまったら
余計恥ずかしい思いさせた。
ごめんな…。
それからお前の気持ちも考えずに
メシ食うってお前をここに連れてきた。
帰りたかったよな…
家帰って休みたかったよな!?
悪かったよ…
桜が飯食いながら何考えたか
分かんねぇけど
俺はそんな風に思ってない。
桜が汚いとか考えてない。
俺がそうやって思うと思ったのは
誰かにそう言われた事あるからか?
俺はそうは思わないから。
桜。忘れようぜ。
忘れるように俺が頑張るから
そんな風に思うなよ。
辛いなら辛いって頼れよ。
お前は俺のことよく思ってねぇと思うけど
俺はお前をほっとけない。
多分駅で見かけてた時から
気になってたんだよ。
だからお前に頼られたいし
助けたいんだよ。
今まで辛い思いした分
これから俺とちょっとずつでいいから
忘れていかねぇか?
好き、、、だから助けたい…
信じてもらえないかもしんねぇけど
桜、お前が好きなんだよ。
だから隣にいてくれねぇか?」