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幸せになれる恋
第4章 気持ち


「桜。ごめん」




ほらね。やっぱり聖さんもそうだったんだ

顔をあげられない

聖さんの顔を見るのが怖い




「聖さん…大丈夫ですから。
私がお金払って帰るので先に帰ってください。
食事ちゃんととれてなかったらごめんなさい。
まだたべれてませんよね?
私、先に帰ります。これで払ってください。
お釣りは助けてもらったお礼です…
持っててください…
ほ、んとに、ごめ…ぅっ、んなさい」




桜は帰ろうと顔をあげると前に聖は居なかった


何とも言えない気分になった途端


フワッと優しさに包まれた感じがした。


















「桜。ごめん」


桜は聖の大きな体に
包まれていたのだ。

背が高くて引き締まった体に抱きしめられて
桜は動けなかった


「聖さん。お願いします…
離して、も、らえませんか?」

「無理」

「お願いします…うっ」

「だって離したら帰るだろ」

「はい。帰りたい…ので、、
離して、く、うっ、ださい」





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