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幸せになれる恋
第6章 聖の家
「桜。わりぃけど俺ん家来て。
かっこ悪いけどお前と飲むの緊張して
半端なく酔いまわってんの。
だから家まで送り届ける自信ない」
「大丈夫です!私は一人で
歩いて帰れます!
ここから10分くらいだから。」
「お前一人はだめ。
しかもそんな高ぇヒール履いた
酔っ払いが10分で真っ直ぐ
帰れるとは思えないから」
「大丈夫です!」
「おい。さっき言ったよな。
『隣に居て』って。
居てくれよ。
俺ん家ここからすぐだから。」
「でも。」
「心配しなくても何もしねぇよ。
お前が大事だから襲ったりしない。
部屋もゲストルームあるからそこ使って。
明日送り届けるから。」
「ホントですか?」
「あー。」
「約束してくださいね。」
「するよ。だから俺の隣に居て。」
二人は手を繋ぎ歩いてく
そして二人の使う駅に着く。
たしかに5分程しか経ってない。