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幸せになれる恋
第8章 休日
二人で部屋を出て手を繋いだまま
地下まで降りた。
聖が車に近づくと
ピピっと音が鳴りロックが解除される
目の前には真っ黒な高級車
あの海外の丸いマークがある
「やっぱり普通のサラリーマンじゃない…」
「何?早く乗れよ」
そういって助手席のドアをあけて
私を車に乗せた。
「家どこか案内して」
「はい。」
.........
.........
.........
「自分で買ったから」
「やっぱりおかしいです」
二人の会話がかぶった!!
二人が笑い出した。
ふふふっ
ハハハッ
「お前やっぱり疑ってた?」
「はい。聖さんはどこかの
いい所のお坊ちゃんなんだと…」
「全然。親父も普通にサラリーマン
お袋は専業主婦でたまに知り合いの
フラワーアレンジメントの教室で
手伝いしてるくらいだよ!」
「聖さん兄弟いないんですか?」
「いるよ。2つ上に兄貴と
4つ下に双子の弟と妹」
「4人なんですね!賑やかそうでいいな」
「桜は?」
「姉と二人です」
桜が少しだけ悲しそうな顔をしたのを
聖は見逃さなかった。
けど今から出かけるからあえて
触れなかった。
夜マンション帰ったら聞いてみよう。