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幸せになれる恋
第9章 ショッピング
聖は言葉に出来ない状態だった。
何か重たいもので頭を殴られたような
壁と壁に押しつぶされそうな
そんな状態だった。
まさか桜からそう言われると思ってなかったのだ。
また昨日みたいに自分と一緒に
過ごしてくれると思っていたのだから...
「嫌だ。無理
ほっとけないって言ったよな?
頼ってって言わなかったか?
桜は汚くない。
お願いだからそんなこと思って
離れるなよ…
頼むから俺と居て。
隣に居てくれ。
一緒に居てくれ…
そんで俺の事も救ってくれ...」
「...。
聖さんを救うの?
私が救われてるのに?
私に出来る?ことじゃないですよね?
だから...ごめ...」
「ごめんなさいとかいらない。
そんな言葉求めてない。
だから一緒に居てくれよ。
頼むから。
俺と居て桜を元気にさせて?
それで俺は救われるから。」
二人は車の中で泣きながら会話をした。