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太陽の王と月の姫
第1章 平穏な日々
クレセントとソレイユの国交は盛んになり、ルアンと会う機会が多くなった。
会うときは、一緒にボードゲームをしたり、テニスをしたり、楽しく過ごした。

ルアンと初めて会った日からだいたい1年経った頃、ソレイユとの国交が悪化した。理由は、クレセント王国側にあった。ソレイユは、領土拡大のために小さな国から攻めていっていた。しかし、ある国を攻めようとした時に、その国と同盟を組んでいた大国が援助してきたために、ソレイユは苦戦を強いられた。ソレイユは、同盟を組んでいる各国に協力を依頼した。同盟国は即座に兵を挙げ、参戦したが、クレセントだけは兵を一人もあげることは無かった。
「お父様、このままではクレセントが孤立するばかりか、国の存亡に関わります。兵を挙げなければ…」
「ソレイユ側には、加盟する時に、"攻められることがない限り、戦争はしない主義だ"と言っている。問題ないよ。それに、参戦すれば、兵の犠牲が出る。これでは国民のあいだに悲しみしか生まれないんだよ。」

アメリアの言う通り、同盟国の中でクレセントは孤立状態になり、更にはソレイユと不戦協定を結ぶことまで却下された。
そして、クレセントは、同盟を抜けた。
いつ戦争が起きてもおかしくない状況になった。
平穏な日々は、少しずつ陰りを見せ始めた。
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