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第1章 ガキンチョと露天風呂と釣り人と

まあ温泉だし…。下着はつけたまま浴衣に。
下着は…濃紺の、ちょっと高価なタイプ。レースが多目にあしらってあり、透ける部分が広い。

「(見られたら気合い入れてきたなって誤解されるかな？誤解？？)」

昼食は普通の量ながら食材一級品。日本酒も絶品。

「飲み勝負しましょー」

などと、かわいく挑む宮城。
酒には自信のある鳴子。
早々に宮城は酩酊。

「(大学生の癖に背伸びするから…)」

楽勝モードの鳴。
でも…。
このまま飲み潰して良いの？と自問。すでに酩酊気味の宮城に、これは期待できないな…違う違う！そういう心配はなさそうだなと。残念なような…そうでもないような…。

このまま寝ちゃうのかしら…。
うーん、残念…残念じゃないって！
…
はぁ。。
じゃあ、せっかくだし、お酒の方を満喫しましょうかね…。
半升30000円の高級酒を手酌する鳴子。
…小一時間経過…

「(さすがに酔ったなぁ~)」
というタイミングで。

「復活ー(酩酊は鳴子を油断させる演技でしたー)」
と宮城。
鳴子の飲みっぷりに感心し、さらに酌をする。
判断力欠如ぎみの鳴子、飲む、酔う。

「酔っぱらいましたねー。せっかく部屋風呂あるんで入りましょー」