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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第20章 恋情~切なくて逢いたくて~
 ジュチは良人の前に置いた小卓を指し示した。



「旦那さまのお口に合うと良いのですけど」



 瞳を輝かせて言うジュチの顔を、王承は感情の読み取れない瞳で見ている。




「そなたが料理をするとは知らなかった」
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