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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第20章 恋情~切なくて逢いたくて~
 実はと、彼は少し照れたように言った。昨夜、ジュチが屋敷を飛び出してから、彼もすぐに王宮に向かったのだという。時間が時間であったものの、国王の従兄ということで特別に許されて就寝中の王と対面できた。


「私も頭にすっかり血が上ってしまい、殿下と刺し違えるつもりで参内したのだ」



 だが、一歳下の国王には呆れられただけだった。
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