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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第26章 喪失、そして愛、ふたたび
「私、どうしたの?」



 薄れゆく意識の底で、フィメリアは讃を縋るような瞳で見上げた。讃の切れ長の眼がかすかに見開かれ、薄い唇がかすかに動いた。


「血が―」



 その先は讃が言わなかったのか、それとも、フィメリア自身が気を失って聞けなかったのか。それは定かではない。ただ、意識を手放す間際、最後に見たのは血の気を失った讃の絶望に染まった顔だった―。
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