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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
 不安に瞳を揺らす賢の額に宥めるように口付けを落とし、ジュチは行為を続けていった。


「―っ」



 初めて蜜壺に指を挿入された違和感で、華奢な身体が跳ねる。指は二本、三本にまで増やされ、賢は狭い隘路がぎちぎちにひろげられる苦痛に涙を流した。




「痛い」
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