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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
「申せ、夜毎、あの宦官はそなたを抱いたのか!?」



 王の言葉の意味が判らず、賢は眼をまたたかせた。王が苛立ちを露わにした。


「そなたの身体を女にしたのは、あの忌々しい宦官なのかと聞いているッ」





 賢は質問の意味を完全に取り違えていた。―というより、内容が理解できていないのだ。
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