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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第9章 未練
結婚直後、賢の身体は女性化しているものの、いまだ未成熟だった。侍医は無理に抱けば、その身体を傷つけてしまうと王に進言した。そのため、王は賢に例の妙薬を飲ませるように命じ、ひたすら賢の身体が成熟する日を待ったのだ。
婚礼の夜、乾は賢に半ば脅迫めいた宣言をした。
―俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。必然的に次の高麗国王もそなたに宿るだろうな。
婚礼の夜、乾は賢に半ば脅迫めいた宣言をした。
―俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。必然的に次の高麗国王もそなたに宿るだろうな。