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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第3章 運命の瞬間
 そんな尚宮は賢にとっては祖母のような存在だ。尚宮はすすり泣く賢に、




―お泣きになることはありません。



 と、その髪を撫でながら告げた。尚宮は言った。





―世子さまは女性になられたのです。
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