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さらに近くてもっと甘い
第5章 社長様、発熱中
自分のキャラを崩していく光瑠さん。
大丈夫だろうか……こんなにかわいいと、俺様ファンが減っちゃいそうだけど……
余計な心配をしていると光瑠さんは、限界だったのか、目をクルクルと回してそのままスー…と寝息を立てて寝てしまった。
「………ひか…るさん……?」
スヤスヤと眠っている表情を見つめて私はホッと息をついた。
とりあえず良かった……
って
腕が外れないんだけど……⁉︎
「ちょっとっ……あっ…」
何とかベッドから抜け出そうとすると、光瑠さんが眠ったまま私を抱き締める力を強めた。
余計に逃げられなくなって観念した私は、マスクのままはぁ……と息を吐く。