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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?


「ひかる! かなめ!!」



「随分気持ち良さそうだなぁ」



プールサイドで要さんがしゃがみ込んで隼人に話し掛ける。



すると隼人はさらに嬉しそうに笑った。




「かなめも入ろ!」


「フッ、また今度にしておくよ」



むーっとつまらなそうにした隼人は器用に泳いで今度は光瑠さんの前に行く。




「ひかるは?」



「俺もいい」




ピシャリと言い切った光瑠さんを横目で眺める。




「お仕事はもう終わりですか?」



「あぁ。早めに切り上げた」



「じゃあ少し泳いだら?」




私の提案に光瑠さんは目を細める。




「なんで俺がガキどもと一緒に泳がなきゃならないんだ」



そりゃ……



私が見てて面白いし……とは言えずふふふと笑ってごまかした。






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