この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第10章 一番近くに
「きゃっ…」
強く腕を掴まれて、それに愛花は驚いていると、首元に浩平の舌が這って、ピクっと体を動かした。
まるで食べられているかのような、そんな勢いに同じように興奮を覚えて、息が荒くなっていく。
「愛花っ……」
「ぁっ…」
名前を呼ばれるのが心地よくて仕方がない──…
それだけで感じているなんて、やっぱり変なんだろうか…
「浩平くっ…」
相手も同じだったら嬉しいけれどっ……
顔を上げた浩平は、フリルのついたビキニをジッと見つめる。
そして、考え込んだまま、はぁ…と観念したように息を洩らした。
「これ……っ…脱がしたくねぇんだけどっ…」
「えっ……?」
「いやでも脱がしたいっ……」
「っ……こ、浩平くん…」
「あああぁっ…ったく…」
唸った浩平は、そのままグッと片方のビキニをずり下げる。
現れたピンク色の小さなとんがり。
たまらなくなって、浩平は顔を近付けると、舌を伸ばしてそこにゆっくりと触れた。