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さらに近くてもっと甘い
第10章 一番近くに
いつになく、しっとりと、粘土の高い水が指に絡む。
……感じてくれてるって…ことだよな?
やべぇ…嬉しいっ……
「っ……恥ずかしいっ…」
「なんで? 俺しか見てねぇよ?」
「こ、浩平くんが見てるから恥ずかしいのっ…!」
「……そ…っか…じゃあ…我慢してもらうしかねぇわ…」
口元を緩ませながら、浩平は愛花からとめどなく溢れる蜜をそこ全体に塗り広げるようにして指を動かす。
恥ずかしがりながらも声が抑えられない愛花に、息をするのも苦しいほどの興奮を覚えて止まらない。
「んあぁっ…だ、だめっ……あぁっ」
「愛花……かわいい……」
耳元で囁かれて、愛花は身震いを起こす。
感じている温度も、聞こえてくる浩平の吐息も、全てが勢いよく愛花を襲う。
「……指、挿れるよ」
言葉にするのが恥ずかしくて、愛花はギュッと目を瞑ったままコクンと頷いた。