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さらに近くてもっと甘い
第10章 一番近くに
「んあぁっ…あっ…んんっ…」
押し寄せる波。
何とか息を吐いている唇を塞がれて、愛花の瞳からは涙が流れていた。
最初は少し怖くて…痛かったというのに、段々と体が慣れて、淫らにも心地よくなっている。
そんな自分に戸惑いながら、顔を上げると、腰を動かすたびに深く息を吐いている浩平の表情に釘付けになった。
快感からか、歪んでいるその表情は、今まで見た事がない浩平の男の表情……
嬉しいっ……気持ちよくなってくれてるんだっ…
「ごめっ…ん…っ愛花っ…」
「ッ…はぁっ…あぁっ…」
どうしても荒々しくなってしまう腰の動き。
優しくしたいと、そう頭では思っていても、体が言う事をきかない──…
苦し紛れに、何とか謝りながらも全く行動が伴っていない自分に呆れていると、愛花が腰に足を巻き付けてきて、浩平は息を飲んだ。
「……っ…嬉しいっ……」
「っ……はぁっ…」
「大好きっ……」
キュッと締まった愛花のナカ。
それに浩平はクッと喉を鳴らす。