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さらに近くてもっと甘い
第10章 一番近くに
何か言いたそうな、そんな愛花の表情に、浩平はゾクゾクと体の震えが止まらない。
「っ……てかっ…」
「ああぁっ…」
グッと激しく腰を沈めて、浩平は言葉を続ける。
「俺だって…っ…愛花の事めっちゃ好きなんだけどっ…」
「わっ…わたしも…っ…こうへいくんのことっ好──」
「──うるさい…っ…」
「っ……あっ……」
「今は……っ…俺の番だからっ……!愛花は黙って聞いてろっ……」
「っ……」
目を細めて愛花を見つめた浩平は、愛花の言葉を遮って、唇を塞ぐ。
すでに、もう限界が近い。
グチュグチュと、繋がっている場所から音が洩れている…
それが甘い愛花の喘ぎ声と交ざって、浩平の鼓膜を刺激する。
「愛花っ…──」
「あっ…はぁっ…」
「好きっ…めちゃっ…」
「っ…はぁっ……」
「大好きだっ……愛花っ…好き…っ….」
さっきの仕返しとばかりに言葉を囁く。
でも、それしか言葉がない事がもどかしい。