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さらに近くてもっと甘い
第2章 激甘な彼氏様
「愛花……?」
色々と考え事をしていると、自分の名前を呼ぶ声に、愛花は顔を上げた。
ジャージ姿で少し息を切らせている。
スポーツ刈りだった髪の毛は少しだけ伸びているけど、日焼けした健康的な肌の色は変わらない。
「浩平くんっ…!」
思わず声が弾んでしまって恥ずかしくなった。
屈託のない笑みに、心が安らいで落ち着く。
久々だ……
「突然呼んでごめんな?」
「ううん!いいのっ!」
毎日LINEしているけれど、やっぱり直接会うのには敵わない。
愛花は少し照れながら、先ほど買ったワンピースの裾を掴んだ。