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サイドストーリー8
第1章 キスの後で…
俺は好きな女に泣かれた記憶がほとんどない。
「桃花、お前は俺の彼女って自覚あんの?」
「・・・・」
「何?あの男、なんでホイホイついていくわけ?幼稚園児かよ」
「・・・・」
白木と講義の移動中に向こうのほうで男についていく桃花が見えて
「わり。俺遅刻するわ」
そう言って桃花の後を追った。
誰も行かないような校舎の隅で
知らない男に手首を握られて、なんだか強引に迫られている桃花がそこにいた。
「何やってんの?」
そう言って強引に桃花を奪い返して
そのまま無言で俺のアパートまで連れてきた。
何か喋れば、震えている桃花を今以上に傷つけそうで
気の利いたセリフさえ言えなかった。
アパートに入って、落ち着いたふりをしてみても
桃花が何かをされた後じゃなくて良かったと安心と怒りが増してきた。
「あ、の・・・あの。ぜんばいの・・・元カノさんのことを
あのじどがおしえてぐれるっで、いっだんでず・・・」
「桃花、お前は俺の彼女って自覚あんの?」
「・・・・」
「何?あの男、なんでホイホイついていくわけ?幼稚園児かよ」
「・・・・」
白木と講義の移動中に向こうのほうで男についていく桃花が見えて
「わり。俺遅刻するわ」
そう言って桃花の後を追った。
誰も行かないような校舎の隅で
知らない男に手首を握られて、なんだか強引に迫られている桃花がそこにいた。
「何やってんの?」
そう言って強引に桃花を奪い返して
そのまま無言で俺のアパートまで連れてきた。
何か喋れば、震えている桃花を今以上に傷つけそうで
気の利いたセリフさえ言えなかった。
アパートに入って、落ち着いたふりをしてみても
桃花が何かをされた後じゃなくて良かったと安心と怒りが増してきた。
「あ、の・・・あの。ぜんばいの・・・元カノさんのことを
あのじどがおしえてぐれるっで、いっだんでず・・・」