この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サイドストーリー8
第9章 蛍の想ひ人
「で?」
急に頭上で聞こえた声にビックリする。
「キミは総務?立ち聞きはよくないな~」
苦笑いしながら私の肩をぽんと叩く。
「す、すみません」
「あ~・・・給湯室の補充か」
私の手の中のお茶っぱを見てつぶやいた。
「はい・・・」
「邪魔したのは俺か。ごめん」
「いえ」
「今のはナイショな」
「・・・はい」
私に向けたウインクがやけに色っぽくて。
その笑った顔が可愛かった。
年上の加賀さんを可愛いなんて変だけど。
加賀さんに・・・
本気の彼女が出来たとしても。
彼の魅力と罪は色褪せない―――
END****
急に頭上で聞こえた声にビックリする。
「キミは総務?立ち聞きはよくないな~」
苦笑いしながら私の肩をぽんと叩く。
「す、すみません」
「あ~・・・給湯室の補充か」
私の手の中のお茶っぱを見てつぶやいた。
「はい・・・」
「邪魔したのは俺か。ごめん」
「いえ」
「今のはナイショな」
「・・・はい」
私に向けたウインクがやけに色っぽくて。
その笑った顔が可愛かった。
年上の加賀さんを可愛いなんて変だけど。
加賀さんに・・・
本気の彼女が出来たとしても。
彼の魅力と罪は色褪せない―――
END****