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【R-34】
第3章 誠実な夫
時々、その核心部に指が偶然当たるだけで真奈の肩に力が入る。

そして指が離れるのと同じくして彼女の唇から吐息が切な気に漏れていく。



彼女から欲しいとか入れてとか、そんなはしたない言葉を発したことはない。



だからこそ、いつか言わせてやりたいと思うそれは征服欲の現れか。

膣の入り口に浅く指を挿れて中をゆっくりとかき混ぜる。



クチュクチャと瑞々しい音が絶え間なく聞こえてる。

いつも圭吾は前戯にはじっくりと時間を掛けていた。



自分が気持ち良くなりたいというよりも、彼女に気持ち良くなって欲しいという思いの方が、今は大きい。




それは、アラフォーを過ぎた今だからこそ言えるのかもしれない。
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