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未来なんていらない
第2章 2
びっくりして振り替えると先生のところにいた人だった

スーツにコートをはおっているから会社帰りかな
そんなことをつい思ってしまった


じっと私をみている彼


『帰るの』

なんだか無性にイライラした

『駅こっちだけど?』
と私とは反対を指差す彼

『歩いて帰るのっ』

そういいすてて歩き出そうとしたら
クンっと腕を引っ張られた

『ちょっと!なにするのよ!』
振り向いてすぐ目の前にいた彼にかみつく

少しも目をそらさない彼


なに?なんなの??


イライラしながら彼を睨んだ



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