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未来なんていらない
第2章 2
一気に階段をかけ上がったせいか
心臓がバクバクしてる

部屋の扉を後ろ手にしめたとたん
足のちからがぬけてその場にへたりこんだ


顔があつい


もー
一体なんなのよっ!!!


握られた手
触られた頬
触れた唇

どれもが彼を覚えていて
私を乱した



その夜はなんだか落ち着かなくて



なかなか眠ることができなかった・・・
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