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キミの体温 ボクの吐息
第4章 の
クルーザーをマリーナに着けた時は日も落ち始めていて
2人は手をつなぎながらレストランに駆け込んだ。
そこは暖かくて俺たち以外の人が沢山いて
ホッとする。
これ以上2人きりでいたら白石の体温を求めて抱きしめそうだ。
マリーナのイタリアンレストランは
テーブルから夕日が落ちて行く様子がそのまま眺められた。
「素敵」
「うん。来てよかった」
白石と一緒に見られて、よかったよ。
「ねぇ」
「ん?」
「この席、わざわざ予約してくれたの?」
夕日に視線を向けたままそう聞いてきた。
「なんで?」
俺は視線を夕日から白石にそっと移す。
「お客さんが沢山いたのに、この席が空いてるって予約してくれたからでしょう」
「あのね。女の子はそんなこと気にしなくていいから」
手の内がばれた様で、可笑しくなって口元がほころぶ。
「こんな扱いに慣れてないみたい」
「じゃぁ慣れてよ」
そっと白石の視線が夕日から俺に移った。
「ずっと俺のそばにいて。こんな扱いをずっとしてあげる」
2人は手をつなぎながらレストランに駆け込んだ。
そこは暖かくて俺たち以外の人が沢山いて
ホッとする。
これ以上2人きりでいたら白石の体温を求めて抱きしめそうだ。
マリーナのイタリアンレストランは
テーブルから夕日が落ちて行く様子がそのまま眺められた。
「素敵」
「うん。来てよかった」
白石と一緒に見られて、よかったよ。
「ねぇ」
「ん?」
「この席、わざわざ予約してくれたの?」
夕日に視線を向けたままそう聞いてきた。
「なんで?」
俺は視線を夕日から白石にそっと移す。
「お客さんが沢山いたのに、この席が空いてるって予約してくれたからでしょう」
「あのね。女の子はそんなこと気にしなくていいから」
手の内がばれた様で、可笑しくなって口元がほころぶ。
「こんな扱いに慣れてないみたい」
「じゃぁ慣れてよ」
そっと白石の視線が夕日から俺に移った。
「ずっと俺のそばにいて。こんな扱いをずっとしてあげる」