この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミの体温 ボクの吐息
第4章 の
他の男に触らせたくなくて
キミの望む事は何でもしてあげる。
そんな気持ちになる。
「ダメよ。新田くん経営管理部じゃない」
「経管の男はダメなのか?」
「ダメよ。経営管理は忙しいもの。私がいてほしい時にいてくれないもの」
冗談だった空気が、ほんの少し変わった。
俺はそれを見逃さない。
「白石を1番に考えると約束するよ。
俺は白石との関係で仕事に逃げたりはしない」
「新田くん・・・」
「親しく話して、数回目だって事は自覚してる」
「・・・・」
もてあそんでいた彼女の指先をぎゅっと握る。
「こんなに自分の気持ちが抑えられないとは思わなかった」
「・・・・」
「ごめん。急ぎ過ぎてるって分かってるよ」
「・・・・」
「それでも、白石。キミが欲しいんだ」
「新田くん・・・」
「白石が望むなら何でもしてやるよ」
「・・・・」
「待てというなら待つよ」
「・・・・」
「ただ、白石に交際を申し込んでいる列の1番前が俺だってことを忘れないで」
俺はそう言って白石の指先にキスを落とした―――
キミの望む事は何でもしてあげる。
そんな気持ちになる。
「ダメよ。新田くん経営管理部じゃない」
「経管の男はダメなのか?」
「ダメよ。経営管理は忙しいもの。私がいてほしい時にいてくれないもの」
冗談だった空気が、ほんの少し変わった。
俺はそれを見逃さない。
「白石を1番に考えると約束するよ。
俺は白石との関係で仕事に逃げたりはしない」
「新田くん・・・」
「親しく話して、数回目だって事は自覚してる」
「・・・・」
もてあそんでいた彼女の指先をぎゅっと握る。
「こんなに自分の気持ちが抑えられないとは思わなかった」
「・・・・」
「ごめん。急ぎ過ぎてるって分かってるよ」
「・・・・」
「それでも、白石。キミが欲しいんだ」
「新田くん・・・」
「白石が望むなら何でもしてやるよ」
「・・・・」
「待てというなら待つよ」
「・・・・」
「ただ、白石に交際を申し込んでいる列の1番前が俺だってことを忘れないで」
俺はそう言って白石の指先にキスを落とした―――