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第1章 出会い

「お客様、冗談すぎますよぉ。」

『そうか？俺の目は確かなんだけどな……。』

「どうして？そう思うの？何がみえます？」

『見えるて言うか、会話の中でわかるっいうかな。』

突然、さっきの悪ふざけから真剣な顔になった

『ま、いいさ。今夜はこの位でやめとくわ（笑）』

とっても気になる話の終わり方……。

『お勘定、いくら？』

「はい、5000円になります。」

『え？¥5000でええの？』

「はい。楽しませて頂いたので、またいらしてください。」

「お電話くだされば、送迎もいたしますよ。」
そう言って名刺を渡した。

『ふぅん、ミイって言うんや。』

「はい、よろしくお願いします。」

『んな、また来るわ。』

「ありがとうございます。お待ちしております。」

そう言って、タクシーで帰って行った。
何だろ、この気持ち……。
なんで寂しいの？
そう思って、その日は看板を消した。