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愛しい記憶
第12章 新生活(回顧)
「生まれ変わったってっ……」
「はぁっ……あぁぁっ…」
「俺はこのままがいい………っ」
こんな俺を、世間は異常だというだろう。
でももうそれで構わない。
「友也っ………」
細い腰を振り動かし、俺を使って快感を求めようとする姉ちゃんの姿に釘付けになった。
誰よりも美しい
誰よりも綺麗で
誰よりも愛しい───
誰がなんと言おうとも、俺は姉ちゃんを愛して止まない。
「私はっ……もし来世で友也に会えるならっ……」
「っ……く…」
「“はじめまして”って……っ。あぁぅ…っ…」
「っ…姉ちゃんっ……」
「そう言ってっ……出会いたい……っ」
辺りがぼやけて、彼女の姿だけを捉えることに集中する。
「あっ…いしてるっ……」
「…愛してるっ……」
周りがなんと言おうとも────