この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しい記憶
第14章 幸福




全ての記憶を取り戻した俺は、ゴミ箱を眺めて、破り捨てられた手紙を拾い上げた。




そして、もうこの世にはいないマミに…姉ちゃんに想いを馳せる。



うなじまでの短い黒い髪。



長めの前髪が斜めに流れる。



白くて細い手足。



二の腕の裏の火傷跡は、俺たちの愛の印──────




このままではいけないという思いに駆られていたのは、傍にいると約束した姉ちゃんが待っているから。




「ごめんね…姉ちゃん……」




もう誰もいないその部屋で、ぽつりと呟いた俺は、窓に手を当てて外を眺めた。




荒れた天気。




やっと、天が俺に味方をしている。







/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ