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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
 既に十一時を回っている。いつもなら義父はまだキャバクラの方で仕事をしている時間帯である。だが、今夜はF駅前のファミレスで香奈子や龍磨と一緒に食事をしたばかりだ。早苗が着いたときには三人共に食事は済ませていたものの、早苗はシーフードドリアを注文して食べていた。






 やはり、義父は家にいた。本当に真面目というか、仕事人間な男で、キャバクラに行くとき以外、義父が外出したのを見たことがない。
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