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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)

「馬鹿。義理とはいえ、親父と娘じゃないか。それに、大切なことだぞ、早苗。残念ながら、香奈子とはこんな話をする前に、さっさと子どもまで作っちまいやがったが、早苗とは、ゆっくりと話ができて良かったよ。なっ、もっと自信を持て。お前は誰よりも綺麗で、心根も優しくて真っすぐな義父(とう)ちゃん自慢の娘だぞ。きっと、遠くない将来、早苗の前に良い男が現れるさ」
それでも圭輔は娘と面と向かってこんな話をするのが恥ずかしかったのか、照れくさそうに笑い、立ち上がった。
それでも圭輔は娘と面と向かってこんな話をするのが恥ずかしかったのか、照れくさそうに笑い、立ち上がった。

