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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
「いただきます」




 きちんと手を合わせて食べ始めた早苗を圭輔は眼を細めて見つめた。



「良い娘に育った」



「お義父さん、憶えてる? 私が初めてカレーを作ったときのこと。ルーを入れる分量を間違えたでしょ」
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