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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
 圭輔はマンションの前で早苗を降ろした後、運転席の窓を開けた。



「じゃあ、また。今度こそ、〝モン・パリ〟のケーキを買って帰るからね」


「ああ、期待しないで待ってる」


 義父はにこやかに言い、手を振った。


「またな」



「おやすみなさい」
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