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この前、人を拾いました
第21章 ③―1 相変わらず元気です



「みきちゃん最近街に出ると並んでる食べ物ジロジロ見すぎよ!買えばいいじゃない……そんなにお金に困ってるの?」


会社のエレベーターに乗ると百合子先輩は心配そうに私を見た。



レイがシュークリームを買ってくれたあの日から、
私は『もしかして、欲しそうに見てたらレイが買ってくれるんじゃないか』なんてそんな卑怯なことを思い付き、街に出ておいしそうな物があれば、それを"レイが視やすいように"じっと見ていた。



「あ、違うんです、ちゃんと記憶しとかないと……」



レイが視てくれないから…

なんて言えないよな…




「記憶してどうするのよ。」



不審がる百合子先輩に上手い言い訳が出来ずに口ごもる。



「しっ…仕事に…生かそう?かな…と……」



なにいってんの私。


ただのOLだよ?


オフィスレディだよ?



食べ物見て何の勉強すんの?




「……みきちゃん…最近変よ、やっぱり…」




百合子先輩が私に哀れみの視線を向けると、エレベーターがオフィスの階に着いた。



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