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この前、人を拾いました
第22章 ③―2 私だって学びます
「きゃああぁああ!」
レイはその華奢な身体からは想像できない力で私を持ち上げると、まるで私を俵のように抱えた。
「悪い子にはお尻ペンペンだぁぁあああハハハハハハハ!裁きだ!裁きがくだるぞ!」
レイはそう言って私のおしりをバシバシと叩く。
なにこの状況っ…!!!!
「きゃっ!ちょっ、ちょっとなにしてんの!離しなさいよ!」
私は足をバタバタとさせて必死にもがくが全くレイは動じない。
「ハハハハハハハ!嫌なら許しを乞うがいい!」
……もういやだ…
何なの……この変態、変人…
「分かった!分かったから!ごめんなさい!悪かった!」
私は悔しさを胸に仕方なくそういうと、レイはおしりを叩く手を止めて私をひょいと下ろした。