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この前、人を拾いました
第24章 ③―4 反抗期ですか?
や、やばい……
またこの人のペースに…
「す、ストップーー!」
私は無理矢理レイの顔を手で押して、身体を離した。
「ダメなの!明日は大事なパーティーに付き添わなきゃ行けないんだってば!」
そういうとレイはムスッと不機嫌な顔になった。
うぅ…
やばい、嫌な予感しかしない…
また『うるさい!!裁きだ!』とか言って担がれるに違いないっ…
そうと思ってびくびくしていたその瞬間、
ジィっとファスナーを上げる音がした。
え?
よっ、予想外の展開っ!
「寝る!!!!!!!」
「えっ…あ、うん…?」
なんか…
不機嫌……?
「お、おやすみ!」
そんな私の言葉にも全く反応をせずに、レイは自分の部屋に入ってしまった。
そしてその日、私は久々に一人で眠ったのだった。