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この前、人を拾いました
第26章 ③―6 崇めろ!!
「きゃっ」
レイは無理矢理私を引っ張ったかと思いきや、会場の前に止まるリムジンに乱暴に詰め込んだ。
い、いたいっ…
なに!?!?
どうしてこんな扱いうけてんの私っ…
シートの上で必死にその身体を起こそうとすると、扉からレイの長い足が入ってくる。
や、やばい、
これは絶対に
まずい展開の予感!
身の危険を感じた私はすかさず車の奥に這いつくばるようにして向かった
「長谷川!〇△のアパートだ!」
レイが車内で逃げる私の背後で叫ぶ。
「かしこまりました」
「あわっ…」
車の前方から若い男の人の声がしたと思ったら、急に車が動き出したので身体がよろけた。