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この前、人を拾いました
第31章 ④―2 許嫁というご身分


「なに!?あなたイチゴ農家なの!?」




目の前に溢れるイチゴを前にしながら、九条院さんが再び叫ぶ。





「あ、いや……違うんですけど…」



仕方なく自宅に招いたはいいものの……



「なんなのこの倉庫みたいな場所は!」



「そっ…」


「麗子様、これは庶民の家です。」




私が言葉を失っていると九条院さんの隣でずっと離れずに立っている瀧山さんがすかさずフォローした。





「これが家だなんて冗談はおよし!!」



…………ここに住民がいるんですけど…???





「こんなところに礼二様が住んでいらっしゃるなんて、そんなことありえないわっ!」




いや、私も信じられないんですよ……





「で、あなたは礼二様の何なの?!召し使い!?」



「あ、えっと……」





え、レイって私の恋人……だよね??



なんか、今九条院さんに"召し使い"って言われたのが妙にしっくり来ちゃったけど…




「恋人………?ですかね…」



私の釈然としない返答に九条院さんは大きな目を更に大きくする。




「ありえない!ありえないわ!大体あなたみたいな庶民がどうして礼二様と出会う機会があるの??」



どうしてって……



「拾ったから…です…」
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