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第34章 ④―５　もう一人のイケメン

いつも、レイはここを歩いて…


いつも、レイはここをみて……


ただ廊下を歩くのでさえもそんなことを考えては、まぁまだ知らないレイを発見出来たような気がしてワクワクする。




すごいなぁ…

こんな会社を立てて経営してるなんて…





「おぉ。若村くん。」



至るところに感動していると前方から声がした。



「これはこれは総一様。ご無沙汰してます。」





え、


あ、


総一坊っちゃん……



そこには相変わらずツヤツヤとした黒髪。



切れ長の目



レイに勝るとも劣らないほどの長い手足……





レイのお兄さんだと思ってみると、


どことなく似ているような気もする。