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この前、人を拾いました
第34章 ④―5 もう一人のイケメン
「礼二先輩は、ちょっと…いや、かなり変わってますけど、頭は抜群にいいですよ?
だから、自分と結婚したらみきさんを西園寺家に嫁がせることになる。
次男とはいえ、それはみきさんには重荷だとか、思っているんじゃないでしょうか。」
廊下を歩きながら、ただただ若村さんのいうことを黙って聞いていた。
果たして、あのレイが本当にそんなこと考えてくれているだろうか…
よく分からない。
分からないけど、
今とてつもなく
レイに会いたい。
そうこうしているうちに再び最初の部屋に戻ってきた。
「明日ですけど…9時くらいには礼二先輩も来ちゃいますし…、みきさんも仕事ですよね。どうします? やっぱり一回ご自宅に戻られますか?」
「そうですね…。会社休むわけには行かないので朝、アパート帰ります。」
自分勝手に家を出ておいて、
少しレイのご飯は大丈夫だろうかと心配している私はかなり頭おかしいよなぁ…。
そんな私をみてニコっと笑う若村さん。
「じゃあ明日、迎えに来ます。7時半に、下にいてください。」
「そんなっ!大丈夫です。自分で帰りますから。」
申し訳なくて必死で言うが、若村さんはいいですよ、といって扉を閉めようとする。
だから、自分と結婚したらみきさんを西園寺家に嫁がせることになる。
次男とはいえ、それはみきさんには重荷だとか、思っているんじゃないでしょうか。」
廊下を歩きながら、ただただ若村さんのいうことを黙って聞いていた。
果たして、あのレイが本当にそんなこと考えてくれているだろうか…
よく分からない。
分からないけど、
今とてつもなく
レイに会いたい。
そうこうしているうちに再び最初の部屋に戻ってきた。
「明日ですけど…9時くらいには礼二先輩も来ちゃいますし…、みきさんも仕事ですよね。どうします? やっぱり一回ご自宅に戻られますか?」
「そうですね…。会社休むわけには行かないので朝、アパート帰ります。」
自分勝手に家を出ておいて、
少しレイのご飯は大丈夫だろうかと心配している私はかなり頭おかしいよなぁ…。
そんな私をみてニコっと笑う若村さん。
「じゃあ明日、迎えに来ます。7時半に、下にいてください。」
「そんなっ!大丈夫です。自分で帰りますから。」
申し訳なくて必死で言うが、若村さんはいいですよ、といって扉を閉めようとする。