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第35章 ④―６　新たな拾い主……！？

もしかして？と思い、少し近付く。



きれいな顔立ちに揺れるポニーテール。


やっぱり！！



その女の子は昨日私にお茶をくれた女子高生だった。




「公園！！りかちゃんがいるだろう！！」






あっ

もしかしてレイ、


私と昨日公園にいた彼女の記憶を視てる……？





「分かりません！放して！」




ハキハキとしながらも少し怯えた様子でもがく女子高生。




やばい、助けなきゃ




そう思ったその瞬間、




「和泉!!!!!!!!」




と叫び声が聞こえたかとおもうと、私の後ろから、男の子がすごい勢いで出てきて、レイを体当たりで突き飛ばした。



「陽介…!!!!」



そう言って男の子に抱き付く女の子。





しりもちをついた、レイは痛がるでもなく立ち上がる。

そんなレイの様子をみて、男の子は女の子を自分の背後は置いた。