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第35章 ④―６　新たな拾い主……！？

「いえいえ」


若村さんの声を聞いてから、私は車を下りて、レイを見つめた。



ドキドキドキドキ…



驚くほど、心臓が早く動く。


どう、話し掛けようか…



そう思った瞬間…





「だ、だからなんのことですか！！」




と若い女の子の声がした。



不思議に思い身体を少しずらすと、レイが女子高生の腕を掴んでいる。




「だからぁ！その公園はどこだぁぁあ！」




あまりの強引さに、慌てる女の子。



なんか、昔の自分を見ているような…



もしかして、




次の拾い主探し………？





「だから、いきなりそんなことを言われてもわかりません！」




めげずに女の子はレイにきっぱりと言い返す。




あれ？

このハキハキとした物言い、どっかで聞いたことがあるような。