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第35章 ④―６　新たな拾い主……！？

「あの……」





ふと、脇から声がして我にかえると、女の子と男の子が目線を外して顔を赤らめていた。






「うわぁぁぁあ！ご、ごめんなさい！！！！」





私も赤面して謝ると、
二人はクスクスと笑い出した。




は、はずかしい………




なんかこんなことばっかり…だっ…






「お姉さん、よかったね。」



「いやっ……あのっ…」



「和泉、知り合いなの？」



「うん、ちょっとね。」



和泉と呼ばれた女の子は微笑む。



その様子をみて
まじか…と再び男の子は目を見開いた。



な、なんだろうか……っなんかまずいことした！？




「和泉、中学んときに俺、変なナンパ見たって言ったじゃん？」




「あぁ、なんか男の人が『拾うがいい！』とかいってOLを掴んで迫ってたってやつ？」




ギクッ………



そ、それって…