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第36章 ④―７　落ち着く場所、大好きな場所

「ハハハハハハハハ」





塞ぎこんでいる私に気味の悪いほどの明るい笑い声が降りかかる。


顔を上げてレイをみる不敵な笑みを浮かべていた。



な…なによっ……




「僕を……誰だと思ってるんだい──？」




低い声が私を震わせる。




「誰って……西園寺れ…」


「フルネームで呼ぶな！！」




はぁ！？


誰だと思うって言うから言っただけなのに…


訳分かんない…！




「なみちゃん、行くぞ！」




「行くってどこに？！」





ぐいぐい引っ張られながら、懸命にレイを見上げる。



すると、レイは


「一条院だか百条院だか伊集院だかのところだ！！！！！！！！」




と叫んだ。