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この前、人を拾いました
第37章 ④―8 心変わりは突然に
出されたお茶を飲んで、無理矢理リラックスしようと試みるけれど。やはりそわそわと落ち着かないでいた。
一方レイは、イスに座ったまま背もたれに頭を乗せてガーガー寝ている。
あぁ……すっごく恥ずかしい…っ。
「礼二様っっ!」
急にドアが開いたかと思うと、九条院麗子が慌てた様子で入ってきた。
「んあ…?」
寝ぼけ眼で九条院さんをぼけぇと見るレイ。
九条院さんの後ろには、瀧山さんがゆっくり入ってきて丁寧に会釈をしたので、私も慌ててお茶を置いて会釈をした。