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この前、人を拾いました
第37章 ④―8 心変わりは突然に
レイの声にハッとした瀧山さんは、顔をあげると、麗子さんをじっと見つめた。
「た、瀧山………?」
普段の高圧的な口調ではなく、少し困惑したような口調で麗子さんが瀧山さんの名前を呼ぶ。
ど、どういうこと!?
麗子さんが想ってる人って、レイじゃないの……??
「ハハハハハハハハハ」
ずっと笑い続けているレイ。
私を含め三人は、完全にレイの流れに飲み込まれていた。
「歌集院だか、学習院だかなんだか忘れたがね!!会社のためにとか、家のためにと思って結婚しようとするのは大バカがすることだ!!!!! そんなのはどんなことよりも愚かである!! 僕がいっているんだから間違いない!! ハハハハハハハハハ!!!!!」