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この前、人を拾いました
第37章 ④―8 心変わりは突然に
「とにかく、僕は、これで失礼する!
部屋に戻ったらちゃんと自分の気持ちをあの城山だか秋山だかに言ってやるといい! 大丈夫! 僕の言ったことは間違いない!
なんでってそりゃあ僕は神だからな!! ハハハハハハハハハ!!」
勝手にひとしきり笑ったレイはそのまま車に乗り込んだ。
言ってやるといい? 僕の言ったこと?
訳分かんない…
だけど、麗子さんは不思議どころか納得したような表情をしていた。
エンジンがかかって車が動き出す。
後ろを見ると、見えなくなるまで麗子さんがお辞儀をしていた。